AKB48グループ楽曲・MVレビュー

作詞作曲もするただのAKBマニアの「えるがー」が、AKB48グループの楽曲やMVをレビューしています(全曲したい!)

STU48 / 風を待つ / 楽曲レビュー

10年後も聴きたい

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秋元康(作詞) 大河原昇(作曲)三石直和(MV監督)

★★★★★★★★★★ (rating 10/10)

MVでは彩度をカットしアンダーの色域に「藍色系」を添付されることにより、安定感のあるコントラストを実現している。
曇り空で撮られたのか、シアン系の強い映像となっている。
機材の進化によりかつての北米のMVで多用されていた色合いを「日本的なMVにも導入される」こととなっており、映像としての美しさに貢献している。
この楽曲のコンセプトに通づるところもある。(ただし映像と楽曲の親和性自体は無くてやや残念な印象)

安定している楽曲、するめ楽曲

するめを食べるように、噛む毎に聞く毎に魅力が増す楽曲というのがある。
するめじゃなくてさきいかと言う人もいるが、それは居324円均一の居酒屋で交わしたい議論だ。
この安定感のある爽やかな楽曲を演出するにあたり、Aメロ~サビまで一貫して1小節目はルートコードを持ってきている事は重要だろうと思う。
およそ使い古されたJ-POPのガチアゲ部分的転調もなく、淡々と流れる印象。
ルートコードは楽曲の中で安定感(音楽用語では解決するというが)を感じさたい時に使うもので、どこで挿入する
ヒットする曲ではないような感じだ。
Cメロでは必要な範囲で不安定な進行をするが、ネガティブな要素の無い

爽やかな編曲

濁りの無い高音でリバーブの効いたシンセ音やシンセハーブ、ストリングスの代わりにコード和音を和声で分厚さを出している、
2番のAメロからクリーンカットエレキを挿入したり、シンセの音を変えたり、飽きの来ない充実したアレンジになっている。
作曲の大河原氏はNGT48の青春時計の作曲を担当しており、そう思うと同じ様な匂いがしてくる。
BGM的な音楽でゲーム音楽にも通じる気がする。
ほとんどが1度、3度、5度、7度の音で構成されていて、主張が激しくなく好感がもてる。
AKBグループのファンの中で呼ばれる神曲がどういうものなのか知らないが、非常にレベルの高い楽曲であることを推したい。